ブドウ品種

認定ブドウ品種

マカベオ

Macabeo

マカベオ(Macabeo)は、カバの三位一体を構成する3つのブドウ品種のひとつであり、D.O.カバの中で最も多く植えられています。ペネデス地方、特にビラフランカが起源であると考えられ、1617年に最初に言及されました。

大きくてコンパクトな果房のマカベオ(ビウラ Viura としても知られています)は、非常に生産性が高く、とても丈夫です。果皮が薄く、ライフサイクルが長く、熟成が遅く、ライトでフローラルなワインを生み出し、スムースでエレガントでバランスがよく取れています。適度な糖度と酸味を持つこのブドウは、その優れた熟成能力でも高く評価されています。

Macabeo
Xarel·lo

チャレッロ

Xarel·lo

チャレッロ( Xarel·lo )は疑うこともなく、カバに最も密接に関連している白ブドウ品種のひとつです。
カタルーニャのペネデスという産地に土着していると考えられているこの品種は、1785年にシッチェスで言及されました(ファバ・イ・アグド 2001、 Favà i Agud 2001)。チャレッロはD.O.カバ全体で2番目に多く植えられ、広く使われているため、この地域の最も象徴的な品種となっています。チャレッロはマカベオとパレリャーダの品種とともに最も古典的なセパージュを構成しています。

中型のゆったりとした果房と薄い果皮をもつこの品種は、骨格をもたらし、ボディと独特の味わいのあるワインを生み出し、カバと他のトラディショナル方式を用いて造られたスパークリングワインとは一線を画すものにします。

パレリャーダ

Parellada

パレリャーダ(Parellada)はD.O.カバに登録されている作付けエリアで三番目に多く植えられているブドウ品種です。それは14世紀にスペインで初めて栽培されました(ファバ・イ・アグド 2001、Favà i Agud 2001)。この品種はとりわけ洗練と新鮮さをカバにもたらすために使用されます。これは大きな果房、中型の実、そして厚い果皮を持っています。萌芽が早く、ブドウは遅くに成熟します。この品種は収量が多く、ペネデスの高い場所によく順応します。

パレリャーダはしっかりとした骨格のある、フルーティーでエレガントなワインを生み出し、滑らかさとバランスを与えます。適度な酸味のあるこの品種は、カバに個性を与え、熟成の良いポテンシャルをもたらします。

Parellada
Chardonnay

シャルドネ

Chardonnay

シャルドネ(Chardonnay)の主な特徴は、その多様性です。このブドウは様々な種類の土壌や条件、さらには異なる生産方法に適応することができます。この果実は丸くてコンパクトで、果皮が薄く、果肉はしっかりとしています。萌芽が早く、収穫も早い品種です。これはフランスが原産の国際品種ですが、1986年からカバの生産で認可されています。

このブドウは力強いアロマがあり、糖の含有量が多いです。実際にはその高い糖分含有量により、シャルドネは通常早く収穫をされます。その素晴らしい酸味は、典型的な「エキゾチック」なアロマとともに、カバにフレッシュさとエレガンスと、熟成のポテンシャルをもたらします。

ガルナッチャ・ティンタ

Garnacha tinta

ガルナッチャ・ティンタ(Garnacha tinta グルナッシュ)は、世界で最も広く栽培されている品種のひとつです。いくつかの地域がその起源について議論をしていますが、多くの文書がアラゴン州をこの品種の出発点としています。最も初期に書かれた記録は、1513年にガブリエル・アロンソによって書かれた書籍「農業概論(Agricultura General)」に登場し、1678年にエステバン・デ・コルベラによって「図解カタルーニャ(Cataluña ilustrada)」でも言及されています。

この品種は早く萌芽しますが、ライフサイクルは長いです。果房は中型で繊細でコンパクトです。果実は丸く、果皮は薄く、高い糖分含有量と適度な酸味が特徴です。スムースなフレーバーと高いフルーティーなアロマのワインを生産する能力に加えて、ガルナッチャ・ティンタは赤い果物のノートをもたらすカバ・ロサード(ロゼ)を造るために最も広く使用されている品種のひとつでもあります。

ガルナッチャの樹は何年も生きることができるため、樹齢の長いものを見つけるのは比較的簡単です。

Garnacha tinta
Subirat Parent

スビラット・パレント

Subirat Parent

マルバジーア( Malvasía )としても知られる、スビラット・パレント(Subirat Parent)はドゥルセとセミ・ドゥルセのカバの生産に今まで以上に使用されています。

この品種は早く萌芽し、熟し、コンパクトで中型ですが、ブドウ自体は大きく、丸く、果皮が厚く、ピンクがかった色です。トロピカルなアロマに富むだけでなく、白い花、バラ、メロンやハーブのタッチのあるフレッシュで優れたアロマティックな骨格のあるワインを作ります。これらのニュアンスはすべて熟成とともにより複雑になります。

トレパット

Trepat

大きくて、コンパクトな果房と厚い果皮を持つこのブドウ品種は収穫が遅いです。近年、トレパット(Trepat)は魅力的な色とバランスの取れた酸味のカバ・ロサード(ロゼ)を造るのに理想的であることが示されています。

この品種の特徴的なアロマはイチゴ、ラズベリーやチェリーなどの赤い果実と、スパイシーなノート(シナモンなど)で、力強い個性を兼ね備えるエレガントで繊細なカバを生み出します。

Trepat
Pinot Noir

ピノ・ノワール

Pinot Noir

ピノ・ノワール(Pinot noir)は世界中で有名ですが、D.O. カバでは「最も若い」ブドウです。カバ・ロサード(ロゼ)での使用は1998年に認可され、2007年以降は「ブラン・ド・ノワール」と呼ばれる白いカバでも使用されています。(穏やかなプレスを使用し、マストと果皮の長時間の接触を避けます。)

小さくてコンパクトな果房、非常に密集していて(スペイン語でアピニャード apiñado と言う。その名前の起源の可能性がある。)、果実は円筒型で、美しい濃い紫色をしています。

ピノ・ノワールの素晴らしい特質の中には、泡の冠を際立たせ、グラスの中に泡を保ち、ワインに上質な香りを与えるというものがあります。

この品種は主に地中海性気候とその急速な成熟(成長サイクルが短い)ために、収穫が早いです。このワインはフルーティーでアロマティック、タンニンが少なく、とても魅惑的なカバを生み出します。

モナストレル

Monastrell

モナストレル(Monastrell)は、カバを作るために使用された最初の品種です。ムールヴェードルまたは、マタロとしても知られています。

果房は中型で、あまりコンパクトではなく、大きくて果皮が厚いです。熟したときに魅力的な青い色をしていますが、ワイン自体も十分な量のタンニンを伴う濃い色をしています。このためにモナストレルは熟成のポテンシャルがある品種です。この品種は主にカバ・ロサード(ロゼ)の生産に使用されます。

Monastrell
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